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パパの育児休業体験記

工夫しながら何とか家事と育児を。子どもとの2人の時間はゆっくりと流れ、気持ちも和やかに

執筆者と家族の写真
執筆者の横顔:
(1)公務員、(2)300人~999人、(3)20代後半、(4)20代後半、(5)本人・妻・子2人(男児1人・女児1人)、(6)平成19年9月~10月(2ヵ月間)

私の育休体験記

匿名

 私が育児休業の取得を本気で考え始めたのは、広島県三次市の育児休業の取組に関するテレビ番組を見たときからでした。男性でも育休を取る時代なんだなと漠然とそのテレビを見ていました。そんな時に2人目の子供を授かったとわかったものですから、この子の時には育児休業を取ってみようと密かに決心しました。
 私は市役所で働いていますが、私の職場は、市役所の中でも冬場に集中的に忙しくなる職場ですので、実際に取得したのは9月と10月の2ヵ月間でした。9月からの取得でしたが、職場の理解を得るために、その年の3月くらいに上司に育休を取得したい旨を伝えました。また、同じ職場の人たちにも育休をとりたいと話をしました。職場の皆さんは、良いことなのでとってみたらと言ってくれました。私のいない間は育休代替の臨時職員さんが入ってくれるし、やるべきことは前倒してやっていこうということも言ってくれました。具体的には、9月から育休をとるために、通常であれば10月以降に行う仕事を前倒しして7月から始めました。
 次に家族とのやり取りですが、妻の職場の事情で子が1歳になるまで育休をとることができないことはわかっていました。妻には上の子の時には、9ヵ月で保育園に出しましたが、せっかく1歳までは経済的な手当てもあるのだから自分が取ってみようかと話を切り出しました。妻としても仕事に復帰して慣れるまでの間、誰かが家で子どもを見てくれると助かるという思いもあったようで、私が育児休業を取ることに快く賛成してくれました。しかし、賛成はしてくれたものの、妻は、離乳食のことなど色々と心配なことがあったようです。私の両親も心配して手伝いに来ようかと言ってくれましたが、妻が夜勤などの時以外は極力私が1人で世話をするということになりました。
 実際育児休業に入ると、オムツの洗濯や離乳食作り、またその他の家事などやることが盛りだくさんで慣れるまではかなり疲れました。子どもが寝ている時間しか掃除や洗濯をこなす時間はないわけですが、その頃私の子どもは抱っこをしていないと目を覚ます状態でしたので、ハイハイする我が子を気にしながら掃除や洗濯をするということになってしまいました。これがなかなか難しく、工夫しながら何とか家事と育児をした記憶があります。しかし、そんな中、苦労をしながらでも育休中は子どもとずっと一緒ですから、つかまり立ちが初めてできたり、伝い歩きを初めてしたりといった瞬間を見ることができました。保育園に預けていると、できましたよと報告された後でそれを見ますのでやっぱり感動が全く違います。そんな瞬間を父親の私が見ることができたのはやはり育児休業を取ったおかげなのかなと思っています。
 もう一つ感じたことは、仕事をしていると時間があっという間に過ぎてしまいますが、子どもと2人の時間はゆっくり流れていた気がします。そのゆったりとした時間の中で過ごすことで、私も和やかな気持ちで育休中は過ごせた気がします。子どもの少しの成長を間近で見ることができた幸せは仕事に復帰した今、改めて感じているところです。
 最後に、育児休業をとってみて妻の大変さは当然のことながら、保育園の先生の大変さもわかりました。同時に、保育園の先生しか見ることができなかった瞬間を見ることができたことはとても嬉しく、感動もしました。また、仕事に復帰してからもなるべく残業をしないようにと心がけるようにもなりました。次の子がもし産まれたらもう一度、今度はできるだけ長い期間育児休業を取りたいと思っています。

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