第13回:黒龍江省綏化市緊急回収事業(平成18年8月)

概要:
平成18年7月2日に綏化市望奎県の建設工事現場にて発見され、7月5日に中国側から正式に通報されたことを受け、7月14日現地調査を実施した結果、旧日本軍の化学兵器と確認されたため、緊急に回収事業を実施し、砲弾等の外観鑑定及び密封梱包を行った。
なお、発見現場周辺は商業地域という場所的問題があり、建設工事の中断を早期に解除する必要もあるため、一刻も早く当該地域から砲弾を引き上げる必要があったが、作業に対する地元の反発及び同市には安全に保管するスペースが無いことなどから、同地域での回収作業実施は困難であったため、中国側に依頼して砲弾等を当該現場にて仮梱包後、ハルビン市の一時保管庫まで輸送し、同敷地内で回収作業を行った。
実施期間:
平成18年7月25日~8月6日

外観鑑定作業(1)

外観鑑定作業(2)

化学剤の漏洩がないか検知

金属密封容器への収納