第16回:江蘇省南京市発掘・回収事業(平成19年3月)
- 概要:
- 平成18年12月末に南京市下関区の道路工事現場から旧日本軍の有毒発煙筒と思われる金属物が約50発程度発見され、「南京市の保管庫に保管した」との中国側の通報に基づき、平成19年2月外務省の緊急確認調査が実施されたが、他にも同工事現場に数発が確認されているとの現地情報に基づき現場を確認した結果、金網で囲われた地域(70m×20m)に、一部を露呈した金属物らしきものが確認された。外務省と内閣府の調整により、改めて発掘・回収することで中国側と了承した(春節明け)。調整の結果3月中旬から実施することとなり、まず、外務省の確認調査(金属探査)を実施し、内閣府が引き継ぎ発掘・回収事業を実施することとなった。
今回の発掘・回収事業では、「周辺住民の安全及び滞っている工事の早期再開」を最優先としたため、仮梱包までを実施し、最終的な鑑定・梱包は実施せず、南京市の一時保管庫へ保管した。
また、平成13年には今回の現場から西へ約200m行ったところで、約1万発のあか筒が発掘・回収されている。
- 実施期間:
- 平成19年3月16日~3月25日
発掘作業(1)
発掘作業(2)
埋設砲弾等の状況(1)
埋設砲弾等の状況(2)
埋設砲弾等の状況(3)
埋設砲弾等の状況(4)
埋設砲弾等の状況(5)
埋設砲弾等の状況(6)