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パパの育児休業体験記

「仕事の交代要員は何とかできる。けれど奥さんの交代要員は君しかいない」との言葉に励まされた

執筆者と家族の写真
執筆者の横顔:
(1)会社員(調剤薬局店長)、(2)100人~299人、(3)40代前半、(4)40代前半、(5)本人・妻・子2人(男児1人(3歳)・女児1人(4ヵ月))、(6)平成20年6月~9月(4ヵ月間)

育児は「育自」

大岩 泰治 さん

 私は今年6月中旬から9月末までの3ヵ月半、妻の長女出産に当たって育児休業を取得しました。それは「長男の幼稚園通園があり、里帰り出産が出来ない」、「お互いの両親の援助が難しい状態である」ためでした。また、妻自身も今回の妊娠中は自宅安静を要する状態となり、心身共に大変だった事もきっかけの一つでした。
 取得期間の検討について最初は「1ヵ月だけ」と妻と話をしておりましたが、長男の夏休みや妻の健康面を考慮して3ヵ月半に期間を延ばし会社の上司に申請しました。今回の事では妻も「両親には家業があり、遠慮が出てしまうためフォローがあった事は精神的にも楽になった。」と話しており、取得は意義深かったと思います。
 今回の申請に当たり自分が調剤薬局の店長を任されている立場であった事や、休業開始が定期の人事異動後となってしまうため、会社には迷惑をかけてしまうという思いは拭えませんでした。しかし会長から直々に声をかけていただき、その際いただいた言葉が「店長や薬剤師の交代要員は何とか出来る。けれど奥さんの交代要員は君しかいないのだから、その仕事をきちんと頑張りなさい!」でした。
 その言葉に励まされ、本部の皆様はじめ店舗のスタッフにも快く送り出していただき、後任の店長とも引き継ぎを無事終えることが出来ました。店舗をご利用されている患者様にも「残念だけど、頑張って下さい。」と励まされた事にも感謝をいたしております。その後も復職してからの時短勤務や自宅近くの店舗への異動も配慮していただき、引き続きサポートしやすい環境を作っていただきました。
 今までよりも長時間、長男と触れ合う時間が増えた事で言葉が発達し、幼稚園での出来事を楽しそうに話す子供の成長を目の当たりにする事が出来ました。以前は何でも妻でないとダメでしたが、今ではお風呂と寝かしつけは私の方が良いと言ってくれています。仕事で帰りが遅くなっていた時は断片的にしか見られなかった小さな成長や長男が長女を可愛がる様子は自分にとって貴重な体験でした。
 幼稚園の送り迎えでも先生方やお母さん達と話す機会が増えた事で、自分の視野が今までよりも広がった様に思います。園児からもスーパーなど園以外でも「こんにちは。」と声をかけられ、覚えて貰えた事は非常に嬉しいです。
 以前、自分では店長として「ワーキングマザー」に対して配慮をしているつもりでしたが、自分が育児をする側に立つと、家族の体調管理や時間の制約など両立の大変さがよく分かり、まだまだ意識が不足していたと感じました。
 この3ヵ月半の育児休業が長女はもちろんですが3歳の長男にもどの位、記憶に残るかはわかりません。しかし、自分自身にはとても貴重で有意義な時間が得られたと思います。友人からの手紙に「育児は育自だよ」とあり、まさにその通りでした。
 この休業制度について相談された時には胸を張ってアドバイスし、今後取得される方や新しい世代への成長の一助になればと考えております。そして将来的に男性の育児休業が社会的に認知され、今以上に取得しやすい環境が整備されると良いと思います。
 最後にこの様な機会を与えていただいた会長はじめ社員の皆様一同に感謝いたしたいと思います。

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