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パパの育児休業体験記

妻の帰宅時間はほっとする瞬間。妻の「早く帰ってきてほしい」という理由がよく分かった

執筆者と家族の写真
執筆者の横顔:
(1)公務員、(2)300人~999人、(3)30代後半、(4)、(5)本人・妻・子3人(男児2人(6歳、1歳)女児1人(4歳))、(6)平成17年10月~18年3月(6ヵ月間)

入れそうにないなら、休んでみるか!

都築 真哉さん

 平成17年10月から平成18年3月までの6ヵ月間、3歳の長男と1歳の長女の育児のために、育児休業を取得しました。
 きっかけは、子どもたちの保育園の問題でした。妻が第二子の育児休業(約1年半)取得後、職場復帰する際に子どもたちの保育をどうするのかを考えたことが始まりでした。当時、長男は2歳児。希望の保育園には、年度途中から入園できそうにありませんでした。長男の時には、実家の母に保育を頼んでいたこともあり、同様に相談したところ、「2人の面倒を見るのはちょっと辛いねえ。」とやんわり断られたので、「それなら自分でやってみよう!」ということになったわけです。もちろん、このことは、妻と相談しながら決めました。周囲は、本当にできるのか心配だったと思います。職場の男性の先輩には、実家に入り浸って、親に預けて遊んでいるのではないかと勘繰られたりもしました。実家の母も大変心配だったと、後に聞かされました。
 私自身が業務で子育て支援の担当だったことから、育児休業制度には、関心がありましたので、出産の立ち会いや、産後の入院中の付き添いなどもしていましたが、とうとう育休を経験できるタイミングが来たのでした。とはいえ、第一子の出産時には、状況的にも問題はなく、育休なんてことを考える発想自体がなかったわけですが。
 1年以上前から、「育休をとる」と周囲に宣言し、いよいよという時期に上司に相談したところ、快諾をしてもらえました。とはいえ、当時、新人だった後輩を残して休むことになるため、業務の引き継ぎをしっかりし、できる範囲で自宅から業務をサポートするということが条件でした。
 実際に、育休を取得してみると、いろんなことが思うようにならないこと(特に思うように時間がとれないこと)が一番の悩みでした。友人には、「子どもは思うようにならないもの」と一笑され、さらに葛藤しました。最初のうちは、特に予定を決めず、家の中と近所で過ごし、苦手な料理も含め、家事もし、子どもの相手もとなると慣れるまでは本当に手いっぱいでした。段取りを考えても、思うようにいかず、例えば、昼寝の時間に思うように昼寝しなかったり。家事のほか、自分にもやりたかったことがある中で、子どもにもそれぞれやりたいことがあり、自分で時間を思うようにコントロールできない状況が本当に苦痛でした。毎日が格闘でした。いわゆる密室育児も経験しました。子どもを虐待するかもしれないと感じる瞬間もありました。
 とはいえ、日数が経過し、要領を得てくると、子育て支援センターなどへも出かけられるようになり、バタバタと忙しいけれど、充実した毎日になりました。外へ出かけることで、話ができる人がいたり、じっくりと遊び込めたり、子どもも自分もリフレッシュできました。こういう場で、子どもの成長を感じることも多かったように思います。
 忙しい毎日で、嬉しく感じたことの一つで印象的なことは、妻の帰宅時間が毎日決まって午後6時と早かったこと。夕食の準備をしながら、皆で帰りを待ち焦がれていると、車が駐車場に入ってくる。本当にほっとする瞬間でした。妻が自分に「早く帰ってきてほしい」とよく口にする理由がよくわかりました。 そういうこともあって、職場復帰後には、できるだけ家事に協力するだけでなく、帰宅時間を早くするため、効率的な仕事の仕方、特に時間の使い方や段取りを考えるようになりました。昼休みを多少つぶしても、できる限り残業をしないで済むようにと。もちろん、上司や同僚の理解が必要です。
 その後、後輩が今度は育休を取りました。今度は、残された立場で、業務の多能工化を進めるとともに、さらなる業務の見直し、効率化にも努めました。そして、今は、後輩も職場復帰し、できるだけ協力し合って業務を進めています。

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