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パパの育児休業体験記

自身の強い思いで育休取得。子育てネットワークや友人の輪の広がりは、家族の大切な財産

執筆者と家族の写真
執筆者の横顔:
(1)社会福祉法人身体障害者授産施設副所長、(2)、(3)30代後半、(4)20代後半、(5)、(6)平成13年10月~11月、20年4月~5月(4ヵ月間)

睡魔と闘う育児休業

匿名

 今回の長女(平成20年4月生まれ)の育休で2回目の取得になります。7年前の長男(小学2年生)の育休を取得したときは、300人以上の職員が働く社会福祉法人の男性育休取得者第1号で、その後一人の方が取得したものの今回の自分で男性育休取得者は延べ3人の状況です。法人においては4月からワーク・ライフ・バランスや育休に関する制度が整備され、管理職の自分が積極的に取得することがワーク・ライフ・バランス推進につながると思いました。ちなみに長男の出産では半年以上の妻の入院生活を経験し、今回長女のときは自分が長男の面倒を見ながら4ヵ月間の妻の入院生活と途中で救急車による総合病院から日赤病院(総合周産期母子医療センター)への救急搬送、MFICU(母体胎児集中治療室)やNICU(新生児集中治療室)も経験したことから、出産や子育ては父母含めた家族全員の協力で行うものとの認識なので育休を取ることが当たり前という感覚でした。
 取得にあたって職場の理解はあるものの自分が抱えているかなりの仕事量を誰に分担するか、仮に担ってもらってもその人その人が仕事に対して飽和状態にならないかが心配でした。故に育休を取得することの理解はあるけれども、実際に自分の仕事を割り振るところでは調整が大変でした。
 育休取得は妻の要望よりも自分が取りたい、子育てに集中したいということと、長男にも子育てに積極的にかかわる親父の後ろ姿を見せたいという思いが強くありました。実際の育休中はそれまでの仕事の疲れで、昼食後に娘と一緒に寝入ってしまい娘がぐずっていても起きられないことが度々あり、妻から「育休中なのに!」と怒られ、「だって眠いんだもん」と、か弱い声で返答していました。夜泣きの対応でも寝入っていて起きられずに怒られ、妻の体調の悪いときは夜の娘の対応を代わることもありましたが、逆に妻から「寝入って娘の上に覆いかぶさっても気づかないのでは?」と心配がられました。妻からみると納得のいかないこともあったかと思いますが、自分から育休を取りたいと思って始めたことなので、その思いを実現できた充実感は大きくありました。客観的にみれば生後2ヵ月の期間を妻一人で長男も含め面倒をみることの負担は非常に大きいので、寝入ってしまうと起きないダメ夫でも少しは精神的・肉体的支えになったと思っています。(妻の評価は違うかもしれませんが・・・)長男は母の入院にも耐え、たくましくなり、今では妹の面倒を積極的に見てくれています。
  復帰後は仕事が山積みで他の人に分担していた仕事を戻してもらって一つずつ取り組む毎日。こんなことなら休まず自分がやっていたほうが楽だったと思わなくもないですが、支えてもらった同じ職場の人たちに感謝しつつ集団の成長という観点からも成果はあったと思っています。保育園の行事や懇談会、学校での懇談会や授業参観、学童保育の行事運営などに父が参加していることで、子育てのネットワークや子どもを通じた友人の輪が広がり今では我が家の大切な財産になっています。 

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