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パパの育児休業体験記

子どもの世話と家事に追われ、楽しかった育児休業。日々変わる子どもの様子も楽しみの一つ

執筆者と家族の写真
執筆者の横顔:
(1)会社員、(2)300人~999人、(3)30代前半、(4)30代前半、(5)本人・妻・子1人(男児1人(1歳))、(6)平成19日11月~20年8月(9ヵ月間)

育児休業を取ってみて

大木 滋さん

 「育休とってみる?」と妊娠中の妻が言い出した。男性が育児休業を取ったという話を聞いたこともなかったし、そのような情報を耳にしたこともなかった私は当然「え?取れるの?」となった。
 妻の職場は人数が少なく、職場責任者でもあり、育休が取り難い立場である。対して私は特に役職もなく、休暇をとっても差し支えない立場であった。加えて、子育てに興味があったこと、授乳は粉ミルクをしようすることにしていたので自分でも出来るかもと思ったこと、経済面で私が育児休業を取ったほうが有利だったこと等、妻の育児や家事の負担軽減を考えた結果、私が育児休業を取ることを決意した。
 上司に尋ねると、「男性も育児休業を取得出来る制度があることは知っているが、職場に前例がなく取得できるかどうかは上に聞いてみる」との回答をもらった。数日後、取得可能との返事をもらい、妻が産休育休を合わせて三ヵ月取った後の九ヵ月間、私が育児休業に入ることが決まった。
 育児休業に入る旨を同じ課の同僚に話すと、「あれって男性も取れるの?」と知らない様子だった。やはり男性が育児に専念するのは世間的にとても珍しいことなのだろう。親や親戚に話した時も、男性が育児休業を取得することに対しあまりよい反応をされなかった。
「夫は仕事、妻は育児と家事」という考えが未だに根強くあるのだなぁと思った。
 取得前は、子供につきっきりでないといけないのか、子供が病気になったり怪我をした時にちゃんと対応できるのか、育児の傍ら家事はこなせるのか等不安であった。しかし、これらの不安はまったくの取り越し苦労で、育児・家事は妻が足りないところを補ってくれ、程よく分担してやっていけたので、大変だと思ったことは殆どなかった。その分、心にゆとりができたせいか、育児にイライラすることもなく、余裕を持って子供に接することが出来た。おかげで子供は私にも妻にも懐いており、他で聞くような育児の問題に困ることはなかった。日々変わる子供の様子や世話と家事に追われる日々をむしろ楽しんで過ごせた九ヵ月間であった。
 育児休業を取るにあたり、周囲の理解というのは重要だと思う。男性はもちろん女性ですら産休や育休を取得できない会社の話をよく聞くが、私の職場ではそのようなことを全くなく、「頑張ってますか?」「子育て大変じゃない?」等の声を掛けてもらい、理解のある環境を大変有り難く思っている。

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