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パパの育児休業体験記

育児の経験が、仕事の効率化や多角的視点に結びついた

執筆者と家族の写真
執筆者の横顔:
(1)会社員、(2)100人~299人、(3)30代前半、(4)30代前半、(5)本人・妻、子2人(女児2人)、(6)平成20年3月(1ヵ月間)

育児なんかでなぜ休む?

高橋 勇樹さん

 ちょうど今年が社会人になって10年目。
2人目の子供がもうすぐ生まれるある日、考えました。
「一生に一度の人生。今の人生は、自分だけのものではなく、家族と一緒に歩んでいる家族との人生。自分にも家族にも記念になるようなことをしよう!」
 私は育児休業を取って、家族との絆を深めることを決意しました。
 昨年12月のある日、育児休業を取得したいと会社に相談したところ、就業規則上の理由で取得できないことが分かりました。
 誰かに相談しようにも、システムエンジニアという職業柄、男性が育児で会社を休むのはありえない状況でしたし、前例もありません。
 それでも、なにか違う形でまとまった休みをとって育児をしたい旨を伝えました。
 大企業ではありませんが、歴史の長い会社に勤めていたこともあり、
 「男が育児なんかでなぜ休む?」
 という雰囲気があり、その壁を打ち破るのに2ヵ月ぐらい粘り強く交渉しました。結果、特例で年休を利用した1ヵ月の長期連続休暇を「育児休暇」として認めてもらいました。
 今年の3月、仕事を休んで過ごした1ヵ月間は、妻と育児を分担することができました。
 ちょうど下の娘が生まれたばかりだったのでその世話を妻が、上の子の面倒は自分が見ました。
 ただ、実際に育児をやることがこれほど大変だとは思いませんでした。
 平日は仕事をしていて土日だけ育児していた頃が遠い昔のことのように、31日間連続休みなしの育児はすごく大変でした。
 自分の時間は子供のお昼寝のわずか30分ぐらいしかなく、疲労が過労となり後半は疲れが胃腸にきてしまい、薬を処方される始末。
 でも、それぐらいの一生懸命さが子供にも妻にも伝わったのか、現在は家族で支え合って生きている実感があります。自分が一家の大黒柱という感じではなく、みんなが柱で生きている、そんな感じです。
 休みを終えた復帰後は、1ヵ月の家事から身に着けた効率性の非常に高い仕事方法で残業をほとんどすることはありません。
 さらに、1ヵ月で身につけた主夫の視点から、ビジネスを多角的に取り組むことができています。
 仕事は仕事で一生懸命にし、家族との時間もしっかり取る。家族と過ごして得た気づきや経験をビジネスに活かすことができている。
 そんな「ワーク・ライフ・バランス」を実現できて毎日が非常に充実しています。

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